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今期、色々なところでもっとも騒がれたと個人的に思っているけいおんですが、 先日、番外編を残してとうとう最終回を迎えてしまいました… (振りもそうだったけど、T○Sのアニメは+番外編がデフォらしいですね。) けいおんはこの春、唯一最初から最後まで楽しみに見ていたアニメでした。 最初は「ああついに終わっちゃうのか~」くらいの気持ちで最終回を見ていたんですが、唯が講堂へ向かう時に、1話では転んで尻もちをついていたところを踏みとどまったり、皆の演奏とモノローグをバックに一生懸命走っているところや部室の並べられたカバン、食器棚のティーセットを見たらもうたまらない気持ちになり… 思わずこうして、感想を書いている次第です。 興味のある方はどうぞ。 放送前は、「またタイトル4文字の萌えアニメが始まるのか~」という感じでしたが、 いざ放送が始まってみたら、絵柄、動きがすっごく可愛い!ので虜に。 毎週見ていくうちに、可愛さにつつまれていた人間模様や思春期特有のもやもや、女子にしか分からないような気持ちの揺れが見えてきて…(舞台は女子高です。) 単なるかわいこちゃんアニメだと思っていたけいおんが、登場人物の成長アニメだったということに気付かされました。 またこの登場人物たちが魅力的な上表情が豊かでね~* 回が増すにつれてフレンドリーになっていく様も見ていて幸せですし、動きや表情等で、言葉とは違う真意が読み取れるのもすごいと思いました。 女の子たちのお話なので、盛り上がるにしても喧嘩するにしても「どこがきっかけだったの?」ってことが多いんですね。なので、そういう時にわざと挟まれる(視聴者に見せてくれる)表情を見て、色々(勝手に)想像することができました。 また、私はこういう青春まっしぐら物にすごく弱く…(笑) つい最近知り合ったような、今まで違う場所で違う風景を見ていた子たち(しかもこれから心ができていく学生)が同じ方向を見据え、ひとつの夢に向かって一緒にがんばる!これがたまらない。 これは振りも同じイメージなんだけど、けいおんの子たちの場合は甲子園行くぞ!のような具体的な「夢」ではなくて(目指せ武道館!とは言ってたけど)、今のこの楽しい時間、楽しい場所を作っていく、守っていくことをがんばっていたと思います。 男子以上に、女子にはそういうことが難しく、微妙な綱渡りを強いられることもあるので…(どうしても派閥ができたり、感情が先に出てしまったりするから。) だからこそ最終回のステージ上で「楽しい!」をめいっぱい楽しんでいる姿は、とても輝いて見え、羨ましくもありました。 登場人物が輝いて見えたのは、それまでの成長過程がしっかり描かれていたからこそ。だと思います。 新歓の演奏を聴いて思い描いていた理想、とはかけ離れた先輩たちに、もどかしい気持ちを抱いていた梓。レベルの高い演奏、自分を高めるための練習がしたい!という思いがとても強かったけれど、先輩たちが作り上げた、かつては嫌っていた部のゆるやかな雰囲気が危うくなると、率先して場を和まそうと頑張るようになっていました。 その梓のために、嫌なことから逃げて律の後ろに隠れていた自分と向き合い、大人になった澪。本当はすごい力を持っているのに、恥ずかしがり屋なために力を発揮する機会を自分で潰していたんじゃないかな、と思います。けど、1年前の自分のような考え(「練習したいのに皆は遊んでばっかり!」)を持つ梓の良き理解者になり、積極的に前に出たり、指揮をとれるようになりました。最終回で「唯の代役」ではなく「澪」として歌う姿はとても綺麗でした。 そして律。律は基本的なスタンスは変わっていないように思えるんだけど、強いて言うなら、自分でもなんで出てくるのか分からないもやもやを経験したことによって、人にもっと優しく接することができるようになったんじゃないかな、と思います。また、ずっと自分の後ろにいた澪は自分のもの、自分の一部ではなく「澪」というひとりの人間、ということが分かった。これはとても大切なことだと思います。それと、皆の成長は律が作った「軽音部」で起きたことなんだよ、と言ってあげたい。これからも、おちゃらけながらもその笑顔を絶やさないでいてほしいです。 紬。むぎはベースがほかの子と違うせいか、一番変わったように思えます。お嬢様育ちでおっとりしていて、「普通の女子高生」を体験するところから始まったから。入部の時から周りに流されていて、楽しいことは傍観していて、いつも見守るようだったむぎ。それが、皆と過ごすようになってからは自分の意見を持ち、発するようになっていき、ついにはアンコールの音頭をとった!大切にしていたこどもが、皆の輪の中で笑っているのを見る。そんな嬉しさがありました。 最後に唯。のんびり過ごしたいなあ。1話の唯は、変化を苦手としていたように見えました。変わることが怖い、新しいものにチャレンジするのが怖い、そんなイメージすらありました。今までは与えられたものを決められた範囲内でこなし、自発的に考えたりすることは少なかったんじゃないかなと思います。(憂ちゃんがスーパー妹でなんでもやってくれるからかも。)でもモノローグにもあったように、唯は自分で選択をし、そこで様々なことを学びました。面倒でも、怖くても、自分で決めた道を自分で歩くのはすっごく楽しいよ!頑張ることって楽しいよ!歌う唯の横顔は、そんな風に見えました。 学園物は、青臭さやその輝きを追体験できるところが人気の秘密じゃないかなあと常々思います。 また、今リアルタイムに学生をやっている人には、その良さがちょっと分からないかもしれない、とも思います。 (以前は高校生物は高校生の時に読んでおけたらよかった、と思っていたけど、今は↑この意見です。) 経験上、それ以上行くと転んでしまうのを分かっていても、フィクションの人物を止めることはできないから一緒になってハラハラしたり、転んで痛がったりする。逆に、経験者としてアドバイスはできるけど敢えてしない。自分たちで考えないと栄養にならないわよ。そういう気分にさせてくれるのが学園物の良さだと思うんですよ。 このけいおんで言うと、さわちゃん先生の年齢、立ち位置が一番上手に、おいしく全体を見渡せると思います。そして自分が学生だった頃と重ね合わせて、青臭さに苦笑したり、輝きを羨ましく眺めたりする。だから学園物の人気は途切れない。戻りたくても戻れない、あの頃の思い出を読み返したい時が必ずくるから。 そんな風に思いました。 さて、けいおんを「技術的にありえない」、部員に対し「ちゃんと練習しろ」という意見をよく見かけます。 私は、これはもう言うだけ野暮だなあと思うのです。 「楽器の練習をしている」風景なら、他のアニメでも描けるから。 けいおんは(「けいおん!」だけど)軽音アニメじゃなくて、軽音部員のアニメ。練習するのは上達のためではなく、好きなメンバーと好きな音楽を最大限に楽しむためだもの。 私も最初のうちは「お茶ばっかり飲んでていいの~?」と思っていたけど(笑) 短く挟み込まれる場面で、部員たちがちゃんと個々に練習しているという描写もされたしね。 けいおんにしか無い、部員たちの日常と成長に癒され、一喜一憂した3ヶ月間でした。 けいおんに携わられたたくさんのスタッフさん方、どうもありがとうございました。 最後までしっかり見届けようと思います! 長いところ最後まで読んでくださってありがとうございましたm(_ _)m :-)
by nanaco175
| 2009-06-21 21:23
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